プロバイダーだけ乗り換えるには?結論から解説

「プロバイダーだけ乗り換えたい」と考える人は多いですが、実は誰でも自由にできるわけではありません
結論から言うと、回線がフレッツ光であることが最低限の条件になります。

現在フレッツ光以外の回線(光コラボ・独自回線など)を使っている場合、
プロバイダーだけを単独で乗り換えることはできません。
その場合は、一度フレッツ光へ回線を切り替えたうえで、
次からプロバイダーのみを変更する流れになります。

なぜフレッツ光だとプロバイダーだけ乗り換えられるのか

フレッツ光は、回線とプロバイダーが完全に分離しているサービスです。
回線はNTT、プロバイダーは別会社という仕組みなので、
回線を残したままプロバイダーだけを変更できます。

一方で、光コラボは回線とプロバイダーが一体化しているため、
「プロバイダーだけ外す」ということができません。
ここが多くの人が混乱するポイントです。

フレッツ光以外の回線ではどうなる?

以下の回線を使っている場合、プロバイダーだけの乗り換えはできません。

  • ドコモ光
  • ソフトバンク光
  • ビッグローブ光
  • So-net光
  • NURO光などの独自回線

これらはすべて「光コラボ」または独自回線に該当します。
プロバイダーを変えたい場合は、事業者変更転用という形での乗り換えになります。

実質プロバイダーだけ乗り換えるとはどういう意味?

「実質プロバイダーだけ乗り換える」という表現をよく見かけますが、
これは回線工事が不要で、使い勝手がほぼ変わらないケースを指します。

例えば、フレッツ光から光コラボへ転用する場合、
書類上は回線契約が変わりますが、

  • 光ファイバーはそのまま
  • 工事なし
  • ネットが使えない期間なし

というケースがほとんどです。
そのため、利用者の体感としては「プロバイダーだけ変えた」感覚になります。

乗り換えパターンは大きく3つある

① フレッツ光からの転用

フレッツ光+プロバイダーを利用している人が、
光コラボ(ドコモ光など)へ乗り換える方法です。

回線工事は不要で、転用承諾番号を取得して申し込みを行います。
料金が安くなりやすいのがメリットです。

② 光コラボ同士の事業者変更

現在光コラボを使っている人が、
別の光コラボへ乗り換える方法です。

これも工事不要で、事業者変更承諾番号を使って手続きを行います。
プロバイダーを変えたい人がよく選ぶ方法です。

③ フレッツ光同士でプロバイダーを変更

フレッツ光回線をそのまま使い、
プロバイダーだけを純粋に変更する方法です。

「プロバイダーだけ乗り換える」という言葉に
一番近いのがこのパターンになります。

プロバイダーだけ乗り換えるメリット

  • 月額料金を安くできる
  • 通信速度や安定性が改善する可能性
  • サポート品質が良くなる
  • 不要なオプションを整理できる

特に、昔から同じプロバイダーを使い続けている人は、
知らないうちに割高になっているケースが多いです。

注意点|乗り換え前に必ず確認すべきこと

  • メールアドレスが使えなくなる
  • 違約金や解約金の有無
  • IPv6(IPoE)対応状況
  • ルーターの対応可否

特にプロバイダーメールをメインで使っている人は注意が必要です。
事前にGmailなどへ移行しておくと安心です。

まとめ|条件さえ満たせばプロバイダーだけ乗り換えは可能

プロバイダーだけ乗り換えるには、
回線がフレッツ光であることが大前提になります。

フレッツ光以外の回線を使っている場合は、
転用や事業者変更という形での乗り換えになりますが、
工事不要で実質プロバイダー変更のように使えるケースがほとんどです。

仕組みは少しややこしいですが、
理解してしまえば料金の見直しや通信環境の改善につながります。
一度、自分の回線状況を確認してみてください。

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