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IPoE接続とは?!まずは仕組みからやさしく解説
「IPoE接続」という言葉、最近プロバイダーの広告や口コミでよく見かけるようになりました。
光回線ユーザーの中には、プロバイダー乗り換えをしただけで「夜間でも爆速になった」「動画が止まらなくなった」など、劇的な回線速度向上を体感する人が増えています。
その大きな理由がまさにこの IPoE接続 です。
従来の主流だった「PPPoE接続」に代わる新しい通信方式で、インターネットの高速道路の“渋滞しない側道”に案内してくれるようなイメージと言えるでしょう。
特に夜間や休日など、回線混雑で困っていた人には救世主のような存在です。
参考:IPoEとは?!
旧来のPPPoE接続の仕組みと限界
PPPoE接続とは?
PPPoE接続は、インターネット黎明期から使われてきた接続方式で、「ユーザー名とパスワード」を使って接続するタイプ。
フレッツ光や多くの光回線で長く採用されてきました。
PPPoEが遅くなる理由
最大の弱点は「網終端装置」という大きな交通整理場を必ず通らなければならない点。
ユーザーが増えれば増えるほど渋滞し、夜間や週末は速度がガクッと落ちてしまいます。
NetflixやYouTubeの視聴者が増えた今の時代、PPPoE方式は限界を迎えつつあります。
IPoE接続は“渋滞を避ける新ルート”

IPoE接続とは?
IPoE(IP over Ethernet)は、最新の技術を使ったインターネット接続方式。
特徴は、「従来の混雑ポイントを通らず最短ルートでネットに接続できる」ことです。
混雑しない理由
PPPoEが必ず通る網終端装置を通過せず、プロバイダーが用意した広い帯域を通って直接インターネットに出ていくため、渋滞が圧倒的に少ないのが最大のメリットです。
IPv6とセットで語られる理由
IPoEは「IPv6」という新しいインターネットアドレス方式と合わせて提供されることが多く、
「IPv6だから速い!」という誤解が広まっていますが、正しくはこうです。
速い理由は“IPv6だから”ではなく“接続方式がIPoEだから”
IPv4でもIPoE方式が可能ですが、一般的にはIPv6と組み合わされて提供されるため「IPv6高速化」と呼ばれています。
プロバイダーを乗り換えるだけで速度が劇的向上する理由
すべてのプロバイダーがIPoEに対応しているわけではない
光回線そのもの(フレッツ光や光コラボ)は同じでも、
プロバイダーによって“IPoE方式が使えるかどうか”が大きく違います。
つまり、今使っている光回線のままプロバイダーだけ乗り換えるだけで、
今まで使っていたPPPoE方式から
混雑の少ないIPoE方式に自動で切り替わり、一気に速度が改善される
という現象が起こります。
実際に起こりやすい“速度の劇的改善例”
・PPPoE時代は夜間に10Mbpsしか出なかったのに、IPoE接続に変えたら200Mbps以上になった
・オンラインゲームでラグだらけだったのに、ほぼゼロに改善
・Zoom会議が止まらなくなった
・4K動画がサクサクになった
特にマンション・アパートでは夜間の混雑に悩まされがちなので、乗り換えによる改善効果が大きく出やすいです。
IPoE接続のメリット
1. 夜間の混雑に強い
最もわかりやすいメリット。
NetflixやYouTubeが混雑ピークを迎える夜間でも速度が安定しやすいです。
2. オンラインゲームのラグが激減
IPoE接続では、通信ルートが最適化されるため遅延が大幅に軽減されます。
FPSやMMORPGなど、わずかな遅延が勝敗を分けるゲームをする方にとっては大きな違いです。
3. 工事が不要。乗り換えだけでOK
光回線を引き直す必要はなく、プロバイダー契約を変更するだけでIPoEが使えるケースがほとんど。
ルーターがIPv6やIPoEに対応していれば、設定すら不要の場合もあります。
4. 動画・テレワークが快適に
オンライン会議の途中で途切れたり、画質が落ちたりするストレスから解放されます。
特にテレワークで安定した回線が必要な人にとって大きな安心材料です。
IPoE接続の注意点
ルーターが対応している必要がある
古いルーターだとIPv6やIPoEに非対応の場合があります。
対応ルーターは数千円台から手に入るため、速度改善のための投資としては非常にコスパが良いです。
プロバイダーごとに品質が異なる
IPoE対応だからといって、全プロバイダーが同じ速度というわけではありません。
提供帯域や混雑状況はプロバイダーごとに違うため、口コミや評判の確認が重要です。
IPoE接続に対応しているプロバイダー例
多くの光コラボや大手プロバイダーがIPoE接続に対応しています。
例としては次のようなサービスがあります。
- ⇒GMOとくとくBB光
- GMOドコモ光
- ビッグローブ光
- OCNインターネット
- So-net光
- @nifty光
- 楽天ひかり
特にGMOやOCN、ビッグローブは「IPv6(=IPoE)が標準搭載」されており、乗り換えによる劇的改善例も多いです。
まとめ:IPoEは“光回線を速くする最短ルート”
IPoE接続とは、旧式PPPoEの渋滞を避けてインターネットにつながる最新の接続方式。
マンションでも戸建てでも、プロバイダーを乗り換えるだけで速度改善が起きやすく、
特に夜間の遅さに悩んでいる人にはまさに救世主とも言える存在です。
「回線そのまま、プロバイダーだけ変えて速くなるなんて…」
と思うかもしれませんが、実際に体感している人が多いのがIPoEの凄さ。
もし今ネットが遅いなら、IPoE対応プロバイダーに乗り換える価値は十分あります。
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