「★3.2」を見て、買うのをやめた

「それ、どうだった?」
同僚に聞かれたとき、正直に答えるのが怖かった。
私が気に入っていたそのカフェは、口コミで“雰囲気だけ”と酷評されていた。

SNSも、レビューサイトも、商品も、人間も。
なんでも“評価される対象”になってるこの世界に、私はちょっと疲れていた。

評判を気にするあまり、自分の「好き」が消えていく

新しい靴を買うときも、レストランを選ぶときも、レビューが低いと不安になる。
誰かの低評価に「やっぱりやめよう」と引き戻されて、気づけば自分の直感は隅に追いやられていた。

「あの人、変わってるよね」と言われたくなくて、無難を選ぶ日々。
本当は、もっと自由でいいはずなのに。

きっかけは、1枚の写真だった

久しぶりに実家に帰った日。
昔のアルバムを開くと、小学生の私が、色違いの靴下を履いて笑っていた。
「好きだから履いてたんだよ」と母が笑った。

誰の目も気にせず、“好き”だけで選んでいたあの頃。
評判なんて知らなかったけど、私は確かに楽しそうだった。

あるある:レビュー地獄と承認疲れ

・★4.5以上じゃないと買わない
・低評価レビューばかり読んで不安になる
・「いいね」されないと発信できない
こんな自分、どこかにいませんか?

でも、本当は「あなたがどう感じたか」が、いちばん大事なんです。

誰かの評価より、自分の「好き」に自信を持っていい

それが他人と違ってもいい。
変だと言われてもいい。
評判に惑わされて見失った「自分の好み」を、もう一度取り戻してみませんか。

評価に疲れた心は、誰かの「正解」じゃなく、あなた自身の「納得」で救われる。
今日くらい、レビューなんて見ないで選んでみよう。